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健診で肝臓の数値が高いと言われた
― 鹿児島市郡元の内科・消化器内科

健診で「AST・ALTが高い」「γ-GTPが高い」と言われた。毎年指摘されているが、症状がないので放置している。


肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、かなり傷んでも自覚症状が出ません。数値の異常は、その静かな変化を知らせる数少ない手がかりです。そして症状が出てから見つかる場合、すでに戻しにくいところまで進んでいることがあります。


松岡内科では、血液検査と腹部エコーで肝臓の状態を確かめ、脂肪肝・ウイルス性肝炎・お薬の影響などを見分けます。消化器内視鏡の専門医が、その後の経過観察まで継続して対応します。

こんな方は一度ご相談ください

✓ 健診でAST(GOT)・ALT(GPT)が高いと言われた
γ-GTPが高いと指摘された
✓ 毎年のように肝機能の異常を指摘されている
✓ 脂肪肝と言われたことがある
✓ お酒を週に4日以上飲む
✓ 「要精密検査」と書かれたまま受診していない
✓ 体重が増えてきた、または肥満を指摘された
✓ だるさが続いている

肝臓は症状が出にくいため、「数値だけ」の段階で見つかることに意味があります。この段階であれば、生活の見直しや治療で戻せることが多くあります。健診の結果票をお持ちのうえ、一度ご相談ください。

肝臓の数値は、なぜ高くなるのでしょうか

健診で見る肝臓の数値には、それぞれ意味があります。AST(GOT)とALT(GPT)は肝臓の細胞のなかにある酵素で、細胞が壊れると血液中に漏れ出て高くなります。γ-GTPは胆管系の酵素で、アルコールやお薬、胆汁の流れの滞りで上がります。


数値が高い原因としてもっとも多いのは脂肪肝です。近年は、お酒を飲まない方の脂肪肝が増えており、その一部が肝炎から肝硬変へ進むことがわかってきました。以前のように「脂肪肝だから心配ない」とは言えなくなっています。


そのほか、B型・C型のウイルス性肝炎、お薬やサプリメントの影響、自己免疫性の肝疾患などがあります。原因によって対応がまったく違うため、数値そのものより、その背景を確かめることが大切です。

考えられるおもな原因

肝臓の数値が高い原因は、数値の組み合わせ(ASTとALTのどちらが高いか、γ-GTPやALPは上がっているか)と、腹部エコーの所見をあわせて絞り込みます。当院ではこの両方を院内で行えるため、最初の受診で見当をつけられます。健診の結果票をお持ちください。

脂肪肝(脂肪性肝疾患)

症状の特徴:ALTがASTより高いことが多い。肥満や糖尿病をともなう
あわせて出やすい症状:自覚症状はほとんどありません。腹部エコーで確認できます

アルコール性肝障害

症状の特徴:γ-GTPが高い。ASTがALTより高い傾向があります
あわせて出やすい症状:飲酒量と期間が手がかり。禁酒で改善することがあります

B型・C型ウイルス性肝炎

症状の特徴:症状がないまま長年続くことがあります
あわせて出やすい症状:血液検査で確認できます。C型は飲み薬での治療が可能になりました

薬物性肝障害

症状の特徴:お薬やサプリメントを始めた時期と一致する
あわせて出やすい症状:発疹、かゆみ。服用中のものをお持ちください

胆石・胆管の病気

症状の特徴:γ-GTPやALPが高い。みぞおちや右のわき腹が痛む
あわせて出やすい症状:発熱、黄疸。腹部エコーで胆のうと胆管を確認します

自己免疫性の肝疾患

症状の特徴:女性にやや多く、だるさやかゆみをともないます
あわせて出やすい症状:血液検査の自己抗体が手がかりになります

筋肉に由来するASTの上昇

症状の特徴:激しい運動のあとに一時的に上がることがあります
あわせて出やすい症状:ALTがあまり上がらないのが特徴です

一時的な変動・体質

症状の特徴:前後の年と比べて大きな変化がない
あわせて出やすい症状:経過をみて判断します。過去の結果票があると助かります

こんなときは、早めの受診をおすすめします

✓ 白目や皮膚が黄色くなってきた
✓ 足のむくみ、おなかの張りがある
✓ 数値が前回より大きく上がっている
✓ だるさや食欲の低下が続いている
✓ B型・C型肝炎と言われたことがある

これらは、肝臓の炎症が進んでいる、あるいは肝硬変に近づいている可能性を示すサインです。とくにB型・C型肝炎を指摘されたことがある方は、症状がなくても定期的な確認が必要です。C型肝炎は飲み薬での治療が可能になり、B型肝炎も治療で進行を抑えられるようになりました。

当院で行う検査

肝臓の数値の異常は、原因を突き止めることが対応の出発点になります。当院は血液検査と腹部エコーを院内で行え、消化器内視鏡の専門医が継続的な管理まで対応します。次の検査を必要に応じて行います。

01 血液検査(採血約5分)

AST・ALT・γ-GTP・ALPに加え、B型・C型肝炎ウイルス、血小板数、アルブミン、自己抗体を確認します。数値の組み合わせから原因を絞り込みます。

02 腹部超音波(腹部エコー)検査(約15分)

肝臓に脂肪がついていないか、硬くなっていないか、腫瘤や胆石がないかを確認します。脂肪肝の有無はこの検査でわかります。放射線を使わず、痛みもありません。

03 肝臓の線維化の評価

年齢、AST・ALT、血小板数から、肝臓の線維化がどの程度進んでいるかの目安を計算できます。追加の負担なく、より詳しい検査が必要かどうかの判断に使えます。

04 生活習慣の見直しのご相談

脂肪肝は、体重を数パーセント落とすだけで数値が改善することがあります。お仕事や生活に合わせて、無理なく続けられる方法をご提案します。

05 定期的な経過観察とご紹介

数値の推移を追い、改善しているか進行しているかを確認します。肝生検や特殊な画像検査が必要と判断した場合は、鹿児島大学病院・鹿児島市立病院・厚生連病院などへご紹介します。

受診の流れ

よくあるご質問

症状がまったくありません。それでも受診が必要ですか?

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、かなり傷んでも症状が出ません。症状が出てから見つかる場合、すでに戻しにくいところまで進んでいることがあります。数値の異常だけの段階で原因を確かめておくことに意味があり、多くはこの段階なら対応できます。

毎年「脂肪肝」と言われていますが、放っておいてよいですか?

以前は「脂肪肝は心配ない」と考えられていましたが、現在はその一部が肝炎から肝硬変へ進むことがわかってきました。ご自身がどのタイプかは、血液検査と腹部エコー、線維化の指標で見当をつけられます。まず確かめておくことをおすすめします。

お酒を飲まないのに数値が高いのはなぜですか?

お酒を飲まない方の脂肪肝が増えています。体重、糖尿病、脂質異常症、運動不足が背景にあることが多く、飲酒歴がないことは安心してよい理由にはなりません。お薬やサプリメント、ウイルス性肝炎の可能性もあるため、一度お調べします。

受診のとき、何を持っていけばよいですか?

健診の結果票をお持ちください。できれば過去数年分があると、数値がいつから、どのくらいのペースで変化しているかがわかり、判断の精度が上がります。服用中のお薬やサプリメントがあれば、あわせてお持ちください。

予約は必要ですか?

一般の診察と血液検査は予約なしで受診いただけます。腹部エコーは食事の影響を受けるため、可能であれば食事を控えてお越しください。お電話(099-251-5858)で事前にご相談いただくこともできます。

肝臓の数値が気になるときは、松岡内科へご相談ください

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